泰弘さんの【追憶の記】です・・・

大東亜戦争前後の遥かに遠い遠い・・子供の頃を思い出して書いております・・

タグ:漫画、コミック

昭和初期から、軍事郵便として最も人気を博していたのは・・・

「荒井一壽」の軍隊漫画絵葉書でした。

 昭和初期、この満州事変頃に彼の絶頂期があったのでしょうが、それ以降、軍隊漫画以外の作品は眼にしておりません。
軍隊漫画でのみ、一世を風靡しただけなのでしょうね。
ºï½ü

 これらは大東亜戦争中も広く使用され、私らが幼少時にいつも見ていたキャラだったのです。

 過酷な軍隊生活の全てを、ほのぼのとしたタッチでユーモアたっぷりに描いております。



 漫画王国・日本で完全に忘れ去られている荒井一壽をご存知の方、講談社ほか出版社の方、どうか[WIKI]に紹介記事を書いてください。


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                         塹壕中の食事

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                            行  軍

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                         演習中止 休憩

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                           軍 用 犬

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                         工兵による架橋

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                           電 信 隊

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                        障害物跳び越え

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                            点  呼

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                           娯 楽 室


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 昭和初期から、軍事郵便として最も人気を博していたのは・・・

「荒井一壽」の軍隊漫画絵葉書でした。

 昭和初期、この満州事変頃に彼の絶頂期があったのでしょうが、それ以降、軍隊漫画以外の作品は眼にしておりません。
軍隊漫画でのみ、一世を風靡しただけなのでしょうね。
ºï½ü

 これらは大東亜戦争中も広く使用され、私らが幼少時にいつも見ていたキャラだったのです。
 過酷な軍隊生活の全てを、ほのぼのとしたタッチでユーモアたっぷりに描いております。



 漫画王国・日本で完全に忘れ去られている荒井一壽をご存知の方、講談社ほか出版社の方、どうか[WIKI]に紹介記事を書いてください。

(水 兵)

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                         兵役満期 到来

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                           撃  剣

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                          水兵の理髪

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                          演 芸 会

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                          帆布で入浴


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入  営

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軍 隊 理 髪

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演 芸 会

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除  隊 (訓練終了)



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 昭和初期から、軍事郵便として最も人気を博していたのは・・・

「荒井一壽」の軍隊漫画絵葉書でした。
 
 これらは大東亜戦争中も広く使用され、私らが幼少時にいつも見ていたキャラだったのです。
 過酷な軍隊生活の全てを、ほのぼのとしたタッチでユーモアたっぷりに描いております。
 
 漫画王国・日本で完全に忘れ去られている荒井一壽をご存知の方、
 講談社ほか出版社の方、どうか[WIKI]に紹介記事を載せてください。

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イメージ 7陣中のお正月
↓ 下の写真が参考写真と思われる。
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(満州事変) 昭和7年元旦 溝幣子敵前に雑煮で祝う我が兵士たち

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    満州にも春・・陣中の正月   (これは小野寺秋風の画


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                   故 国 遥 拝

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                   装 甲 列 車
            ↓ 下の絵2点が参考画像と思われる。
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      黒竜江馬占山軍を撃破して、昂々渓付近において装甲列車により迫撃中の我が軍

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     沿線の敵軍を砲撃しつつ驀進する装甲列車   鈴木 御水 画

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            騎 兵 隊

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                  雪 中 の 進 軍

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                   機関銃戦車隊

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                  国 境 の 歩 哨

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                     飛 行 隊

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                   陣 中 風 呂



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● 太田天橋 の軍隊漫画絵葉書・・(その2)

 京都府・丹後・野田川町出身(京都府与謝郡与謝野町 (1893~1972)
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当時カメラが一般的に普及していなかった時代の『報道画家』であった。

関東大震災で自らも被災しながら東京の街の様子を目にやきつける。
病身の妻を伴って丹後に避難するが、すぐに東京へ帰りその惨状をペン画に
した。

 その後、昭和の支那戦線に従軍し広報・宣伝の絵も描いた(それが後に“軍国画家”のイメージを生む)がために、戦後は作品を焼かれるなどし、中央画壇からも顧みられることはなかった。
時代に翻ろうされた悲運の「報道画家」だった。


←皇軍の活躍・・歩兵の突撃


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支那事変最前線に身を置き、報道する彼の絵には、他の漫画家に無い最前線たる緊迫感が画の中に滲み出ております。





←皇軍の活躍・・・工兵の作業








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 戦地新聞  (昭和14年3月26日 日曜日発行、第107号)
 
 5両の機関車を曳き入れ、15ケ所に爆薬を装填して、徹底的爆破の見本を示したが、京漢鎮武勝関の墜道で、あヽ黒田少佐の爆死されたのもこの地、今、佐賀部隊の将士が三千の苦力を使役し、夜と日にかけて復旧の大作業に悪闘の日を送っている。

 (戦地謄写版、川柳漫画)
 戦地で発行された謄写版新聞である。大変兵隊さんに歓迎され、喜ばれたもの。
 スケッチは天下三関の一つ、武勝関の復旧工事。

 
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 『背に腹だ、お頭付きと、飲んでしまい』 

 「水がないか!」 「もう一息だ」 「熱いぞ!」
 ここは戦線、悪戦苦闘で大敵を打ち破って迫撃、また迫撃、汗と埃で真っ黒になり、傷つき倒れる戦友を顧みる暇もなく、進めども堪えられないのは、咽喉の渇きである。

 水溜りがある、支那の水は悪い、ふと目に付く支那兵の鉄兜、無論死体は水に浸かっているのは言うまでもない。
 ままよ、お頭付きだ、背に腹は代えられず、ぐんぐん飲んで、また迫撃して行く。
 

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 『わら蒲団、ずっとお先に客があり』 

 「おやおや・・知らぬが仏とは、よく言ったものだ・・」
 戦闘!迫撃!また迫撃!不眠不休の二昼夜、身も心も疲れ果てたところへ友軍の交代、一軒の土民の家を見つけ、うず高く藁の敷かれてあるのに、やれ有難いと久々の高いびき。

 明けやすい戦場の夢は、砲撃の音に破れて眼を覚ますと、東の窓からさす日陰、ふとそばを見ると藁を被った敵兵の死骸・・・「おやおや、お先にお客さんがあったのか?」よく出合ったり、味合う戦場風景である。
 

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 『奥へ行くほど、髭面が多くなり』

 満州事変の際は、満州髭というのが流行した。
 若い兵隊さんが頬髭だけを生やして、停車場警備に就いている情景は、誠にほほえましいものであった。
 戦地へ来ると、髭面が多くなる、敵に威容を示す一助ともなるし、又一面、床屋のない不自由さも偲ばれる。

 それが奥へ行くほど多くなり、名もない僻地の警備地域になるほど、この傾向の著しくなるのが目に付いてくる。
 破壊されたる鉄橋のたもとに、長髭のたくましい勇士の立つを見るとき、奥地へ来たなぁ・・という感じを深くする。
 

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『本隊は後から来ると、落伍兵』

 ○○へ○○へ、死んでも行きたい○○であったが、傷の痛みをいかんせん、足の過労をいかんせん、遂に落伍の悲運!

 この運命を逃れようとして、如何に兵隊さんが努力するか、隊が休憩すると自ら痛む足に鞭打って、先へ進む隊の不休の行進である。
 休憩の時間を惜しんで本隊より先へ先へと、落伍兵は苦しい行軍を続けて行く。
 
 







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 『新聞に、佐々木、梶原競い立ち』 

「もう2週間、新聞は読んでない」 「慰問品とは、有難い」 「そら、新聞だ」
 戦況はどうか、世界の動きはどうか、銃後の固めはどうだろう、兵隊さんの思いは等しくここに集まる。

 そこで汽車の窓から守備隊の行軍途上の兵隊さんに2~3枚の新聞を投げるのである。
 と、我勝ちに先を争うこと図の如く、1枚の新聞にも佐々木、梶原の心意気で競い立つところに、皇軍将士の頼もしさがあるというものである。 

 
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 『とてしゃんの、写真が来たで、騒ぎとなり』

 「こっちへも見せろ」 「見ただけで、命の洗濯だ」
 慰問袋の楽しさよ、中の手紙の嬉しさよ、その中でも少年少女の図書、手紙は受け取った者のみ知る感激であり愉悦である。

 しかもその上に、なおも勇士を楽しませるものがある。 曰く、彼女の写真である。
 美人の写真在中と知れるや、大変な賑わいを呈する。
 俺にも見せろ、俺にも貸せ、早く見せろと室内を、一巡りも二巡りもするのである。
 
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 『兵站の目標になり、鯉のぼり』 
  (兵站=へいたん=駐屯地)

「やれ、兵站にたどり着いた」  
「アレならよく分かる」
 傷ついたり故障したり、または後方勤務の将兵が、原隊を捜し求めることは(地図があるわけでなく)容易いようで並々ならない苦労と困難が伴う。

 交通機関のない広い戦場で、ただ頼るものは兵站である。
 漢口へ辿りついて西も東も、南も北も全く分からぬ街中で池田重兵站ここにあり。
 鯉のぼりが寒風に晒されて、二月の空に躍っている。
 鯉のぼりの天下は、五月の空のみではないのである。



● 作者不明の軍隊漫画絵葉書・・

 満州で現地で発行された軍隊漫画絵葉書だと思えるが、兵士の顔や表情仕草、戦闘帽服装が日本兵のつもりで描いているにも拘わらず、国籍不明日本兵は、どう見ても見えづら

満州で現地人が発行したものとも思える。
 (吹き出しに日満両国語が記されている)

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                    腕 相 撲

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                    靴 直 し

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                  洋 車 (人力車)


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 昭和初期から、軍事郵便として最も人気を博していたのは・・・

「荒井一壽」の軍隊漫画絵葉書でした。
 
 これらは大東亜戦争中も広く使用され、私らが幼少時にいつも見ていたキャラだったのです。
 過酷な軍隊生活の全てを、ほのぼのとしたタッチでユーモアたっぷりに描いております。
 
 漫画王国・日本で完全に忘れ去られている荒井一壽をご存知の方、
 講談社ほか出版社の方、どうか[WIKI]に紹介記事を載せてください。


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                            砲 兵 隊

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                            露  営

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                            防毒マスク


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                        酒  保・・・構内売店

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                            健康診断

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                            戦 車 隊

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                      聴音機・・・敵機来襲の察知

                      ↓ 聴音機 (参考画像)
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                    飛行隊 (日の丸の描き忘れと思われる)

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                       気球隊員・・・偵察要員

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                          折り敷きの構え

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                            予行演習

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                            出張炊事    (あと2、3杯でいいよ・・)

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                             食  事



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 昭和初期から、軍事郵便として最も人気を博していたのは・・・

「荒井一壽」の軍隊漫画絵葉書でした。
 
 これらは大東亜戦争中も広く使用され、私らが幼少時にいつも見ていたキャラだったのです。
 過酷な軍隊生活の全てを、ほのぼのとしたタッチでユーモアたっぷりに描いております。
 
 漫画王国・日本で完全に忘れ去られている荒井一壽をご存知の方、
 講談社ほか出版社の方、どうか[WIKI]に紹介記事を載せてください。


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                         舎 外 掃 除

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                           掃  除

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                            洗  濯

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                           軍隊理髪

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                           身体検査

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                        身体検査  (1貫目[かんめ]=3.3kg)

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                          食  事

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                            鉄  棒

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                           跳 降 台

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                           木 工 場




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荒削りだが豪快な漫画を描く矢部静水の軍隊漫画絵葉書です。(その
 画風は岡本一平(岡本太郎の父親)の漫画に似たところがあるので、どこかに接点があるのかもしれません。

 (私は昔、岡本一平作の「富士御岳神社」へ山伏姿の一般信者が「ろっこんしょうじょう(六根清浄)、ろっこんしょうじょう」と唱えながら参拝する修行を漫画にした、見開き漫画【A3版、昭和初期印刷】を持っていたので、収納を探してみたが、今のところ見当たらない・・残念・・)

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酒 保(営内売店)・・・「国の者だと言われるとなつかしいなぁ! どうも始めっからナマリが、そうじゃないかとおっもたよ。 こいつも同県人だ、宜しく頼むよ」 「やーお待ちどう・・」 「しるこはこれで売り切れました」
「その他、ラムネ8本、パン20」


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洗 濯 物・・・「雨だ! 洗濯物は?」 「あゝよかった!」
・・武装したままで、干し場に駆けつける・・


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演 芸 会(中隊全員を集めて無礼講をやるのです)・・・「おいちにの三だよ、おいちにのさん、ちゃらちゃら、ちゃらちゃらちゃん」 「大石も、今まで猫をかぶっていたが、中々の芸人だな!」 「お次は、銃架の前の班長殿、何か一つ願います!」 「俺か!だめだ、だめだ」 「たっぷり頼むよ!」
・・教練の、下手を余興で埋め合わせ・・


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叱られ型4題・・・
・・叱られたように、古兵は叱ってみ・・「そんなこって、上等兵候補者になろうなんて、もっての他だ!」 「ハイ、悪くありました」
・・上官に叱られっぷりが、良くて無事・・「ハイ!磯貝は中隊で一番トロイであります、以後気をつけます!」「よーし!これから、あんな事するなよ、帰れ帰れ」
・・叱ってる班長殿も、笑いだし・・「お前の股ボタンを見よ、みんな散開しとるじゃないか!」
・・叱られる時だけ、髭がじゃまになり・・「そんなこって、初年兵の示しがつくと思うのか! 近頃、生意気に髭なぞ生やして・・・どうせ出すんなら、こういう元気のあるヒゲを出せ!」


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記 念 撮 影・・・「早野!精勤章を付けると、相当腕も重いだろうな!」 「おい!写真屋さん、ココをはっきり撮ってください」 「へーい、承知しました!撮りますから何卒こちらを見てください」
・・精勤章、もらって記念の写真とり・・


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入 浴 場・・・「あちち・・・ち」 「なーんだ、これくらいがまんせぇ、がまんせぇ」 「♪高砂や~~、この浦舟に~、帆を上げて~~♪」 「加古川!中々しぶい所があるんだな!除隊したらナコードにでも成るんか!」
・・入浴場、力自慢が腕くらべ・・



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靴 み が き・・・今日は雨で靴がコチコチになっちゃった!」 「こんな時にゃー、うんと油を塗っておかなきゃー駄目だぞ!」 「オイ岡野!馬具の手入れはもう済んだのか? エ、済んだ?よーし、それから班長殿の靴は?」 「今、大高が持ってってくれたよ」 「今日、母が面会に来たので、班内を見せてやったら、寝台を見て『いつも絹布のフトンでなきゃ寝なかった、ワガママのお前が変われば変わるものだ!1年半じゃ短い、隊長さんにお願いして、5~6年ついでに置いてもらうようにするんだ』と言ってたょ」

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開拓団の耕作・・・「おーい、兵隊さーんアブナイよー!」 「この原っぱを機械力で畑にして行くんだもの、働いても働き甲斐があるよ」 「わしゃ、満期したら、おばあちゃんと嫁を連れてきて開拓団に入れてもらおう」



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荒削りだが豪快な漫画を描く矢部静水の軍隊漫画絵葉書です。(その3)
 画風は岡本一平(岡本太郎の父親)の漫画に似たところがあるので、どこかに接点があるのかもしれません。

 (私は昔、岡本一平作の「富士御岳神社」へ山伏姿の一般信者が「ろっこんしょうじょう(六根清浄)、ろっこんしょうじょう」と唱えながら参拝する修行を漫画にした、見開き漫画【A3版、昭和初期印刷】を持っていたので、収納を探してみたが、今のところ見当たらない・・残念・・)

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○○連隊軍旗祭の余興・・・♪チャラチャンチャン・・やす~~きぃ・・あらしょ!きたさ!どっこいしょ!こりゃさ!♪
「中々元気があって、丁度昔の女剣舞といったところですな・・」 「おい君、後ろの人のために、帽子をとってやってくれ給え」 「まったくだ」 
「お姉さま、あのスネの毛むくじゃら、おかしいわね」 「歌子さんったら、そんなこと言うもんじゃなくってよ!」

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面会所に週番士官の巡察・・・「ケイレイ!」 「あーそのままで、そのままで」 
・・敬礼の声にお客も腰を曲げ
・・

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面 会 所・・・「やあ、お待たせ致しました」 「しばらく見ない内に真っ黒になって・・ウチはみんな達者だから安心してくれ」 「なに、そんなに泣くだ・・・今にお父っちゃん来るだから・・おゝよしよしいい子だ・・・」
「姉さん、ここの精勤章って中々貰えないんだょ、今度中隊では5人きりだったよ!どうです、正雄はエライでしょう」 「ねぇ、やよいさん、正雄を褒めてやってください」 「あらいやだわ、私はずかしいわ」   ・・面会所、用事の無いのが覗いてる・・

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無 礼 講(時々、中隊の将校、下士官も混じって演芸会をやります)・・・「これから馬上に於ける○○隊長殿の動作と声帯模写とを実演いたします」 「しっかりたのむぞ」 「あー、本日の演習は概して可なるも、なお細部にわたって一層研究を要す、終わり」 「その通り!そっくりだ!声まで似てら!」 「今度は班長殿、何かひとつやって下さい」 「よーし、それでは例の森の石松の一席をやらさせて貰うかな」
・・上官のクセ、マネも出る無礼講・・

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婦人会の砲兵隊見学・・・「ほら、もう撃つわよ」 「これくらいの音に驚くようじゃ、日本女性と言えませんわ」 「すずこさまは、どうして耳をおふさぎになりませんの」 「あたし大丈夫ですの・・ほらこの通り綿が詰めてあるんですもの」    ・・見学は、空操法に耳押さえ・・

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軍医の学科・・・「病馬の大部分は・・・飼養、保護及び・・・使役の過失・・・愛馬心の欠乏・・・馬事知識の不足・・・に依ることが多いから、これらの点に注意せんけりゃいかん。 オイ、うしろの兵隊、何故下を見ちょる! こっち向かんか!」

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営 庭 掃 除・・・「早川!これじゃぁ今日は、中々大変だなぁ」 「はぁ、もういいかと思うと、まだまだ有るで、丁度シナの手品のようであります」
・・馬の糞、小学生の歌の文句にあるように、ここと思えばまたあちら・・


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喜びと悲しみ・・・「おい!いよいよ精勤章をもらったぞ・・・これと言うのも、みんなお前のおかげだ!本当ならお前が半分、俺が半分と言うところだ」
「長げー間、お前にゃーひとかたならねー厄介になったなー、だがのー青よ、浪花節の文句のようだが・・今日はこのまま別れなきゃーならねーのだ、達者でくらせ」


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班 内 に て・・・「演習が激しいので、このごろは階段の上がり下りにもモモが痛くて仕方ないよ」「全くだ!○○へ行っても、しゃがめなくて困らぁ」 「おい!後生だからその写真を返せよ! 本当だよ・・嘘なんかつかないよ」 「あんな真面目な顔をして・・・本当にお前の妹か?」
・・便り「いよいよ昨日から、軽い背嚢だが渡されて、何となく兵隊らしくなりました」




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荒削りだが豪快な漫画を描く矢部静水の軍隊漫画絵葉書です。
 画風は岡本一平(岡本太郎の父親)の漫画に似たところがあるので、どこかに接点があるのかもしれません。

 (私は昔、岡本一平作の「富士御岳神社」へ山伏姿の一般信者が「ろっこんしょうじょう(六根清浄)、ろっこんしょうじょう」と唱えながら参拝する修行を漫画にした、見開き漫画【A3版、昭和初期印刷】を持っていたので、収納を探してみたが、今のところ見当たらない・・残念・・)

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              輜重隊(しちょうたい=物資、弾薬補給部隊)の行軍

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                          騎兵の突撃

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                行 軍・・・「道は680里、ハエも馬上で行軍し」

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           集合ラッパ・・・「オーラオーラ、集合ラッパに馬も駆け出し」

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馬匹(ばひつ=馬のこと)の手入れ・・・「中村! 入浴中に班長殿が褒めてたぞ。 お前ほど馬を可愛がる奴は居ないって・・・おいおごれョ・・・」 「どうしたんだ?」 「ウン、一寸熱があるようだから計ったのだ」  (説明)馬の体温は人間と違い、すべてうしろ(肛門)で計測いたします。

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軍用馬のいろいろ・・・①将校の乗る馬  ②騎兵の馬  ③砲車を引く馬  ④機関銃を背負う馬
⑤輜重隊の馬  ⑥満州、支那で重宝がられるロバ 「乗りごこちは満点です。 しかし背の高い者は、足が地に着くからダメです」


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初年兵教育・・・「マキノリ!」 号令はウマ殿のほうが知っており。

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夜 行 軍・・・「止まれ!」 夜行軍、ふと眼をあけりゃ馬の尻。
(解説) 秋季演習などで、夜昼ぶっ通しに敵を急追しているときによく有ること。 兵隊になると誰もが経験することです。


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                水馬演習・・・水馬演習、教官のハダカ初めて見。

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敬礼二題・・・「おーい、不破君、お前もよっぽどあわて者だなぁ、あれはいつも本部前に居る、○○隊長殿の馬丁さんじゃあないか・・・」 「ちょいと、てれますなぁ」
馬上への敬礼で足元が気にかかり。


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記念撮影・・・「おい!写真屋さん、特別良く撮ってくれ! 送ってやるところが有るんだから・・・」
「へーい承知いたしました、この辺を何とぞ見ていて下さい」
上候(上等兵候補者)は、ムコ候補にもなるといい。


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小野寺秋風の漫画は、前記事の「荒井一壽」のような特異なキャラではなく、一見素人臭のする画風ですが、やはり長期に渡り軍隊漫画絵葉書として、戦時下で国民に広く愛用されてきました。

婦人雑誌などへの漫画の連載などもあり、終戦後も昭和30年頃まで少年雑誌に連載されるなど知名度広かったようです

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                      満州にも春・・・陣中の正月

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                        鉄道隊・・・鉄道の敷設

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                      討伐より帰りて・・・戦友と語る

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                          動力、井戸掘削機

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                 いよいよ守備兵交代近し・・・満州土産の物色

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                      待たれる便り・・嬉しい慰問袋

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                            渡河フロート

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                   過ぎし日露の戦いの・・・忠霊塔参拝

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                             構内清掃

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                             掃  除

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                            消防演習

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                            基本体操

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                              学  科

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                            寝ずの番



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小野寺秋風の漫画は、前記事の「荒井一壽」のような特異なキャラではなく、一見素人臭のする画風ですが、やはり長期に渡り軍隊漫画絵葉書として、戦時下で国民に広く愛用されてきました。

婦人雑誌などへの漫画の連載などもあり、終戦後も昭和30年頃まで少年雑誌に連載されるなど知名度広かったようです

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                        故郷へ錦・・・輝く凱旋

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                            手 榴 弾

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                        縦横無尽・・・戦車の威力

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                         砲兵陣地  (保塁=要塞)

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                            電 信 隊

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                      砂塵を上げて・・・騎兵の進撃

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                      匪賊が潜む・・・高粱繁る

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                      勝利の宴・・・陣中の気晴らし

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                    焼夷弾の被災 (支那空軍の上海爆撃)

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                       赤十字・・不眠不休の救護

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                       昼夜を問わず・・鉄道警備

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                            衛 生 隊

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                    赤い夕陽に照らされて・・勇士は眠る


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 小野寺秋風の漫画は、前記事の「荒井一壽」のような特異なキャラではなく、一見素人臭のする画風ですが、やはり長期に渡り軍隊漫画絵葉書として国民に広く愛用されてきました。

婦人雑誌などへの漫画の連載などもあり、終戦後も昭和30年頃まで少年雑誌に連載されるなど知名度広かったようです

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                      歓呼の声に送られて・・・出征

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                     道は六百八十里・・・故国を後に

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                   満州、満州ああ我が満州・・上陸第一歩

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                              機関銃

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                      極寒ものかわ・・・雪の進軍

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                      敵は幾万ありとても・・・塹壕戦

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砂漠を行く輜重隊 (しちょうたい=補給部隊)

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鉄兜のあご紐締めて匪賊討伐行

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万里の長城・国境警備

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待たれる便り・・嬉しい慰問袋

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故郷の便り

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煙幕中を突撃

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偵察気球

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楽しい異郷の外出・・満州見物

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軍艦旗掲揚



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