● 大東亜戦争時のポスター ➂ 資源不足で銅・鉄の供出促進
第二次世界大戦中、大衆に対してもっとも影響力があったメディアはポスターでした。
国民に戦意高揚を促し、戦争参加を呼び掛けるポスターは当時、全世界で製作されていました。
当時のポスターを現代人として見返しますと「如何に時代が違っていたのか・・・」をまざまざと感じさせるものが有ります。
1930年代から1945年まで、満州事変を経て日中戦争・太平洋戦争へと突入していく15年間に製作された、日本の戦局ポスターをご紹介いたします。
「志願兵募集」「銃後の心構え」「節約と供出」などのポスターで市役所、役場や警察、郵便局、集会所に掲示されたもので、国民に具体的な行動を取らせることであったのです。
銃後の国民向け「資源不足で回収推進」のポスターです。
鉄と銅・・出して米英撃滅へ!
「家庭の金属回収」
年内に供出することが戦力増強上、最も大切だ!
「戦果に応えよ金属回収」
民間金属類特別回収 「決戦だ、今こそ活かせ鉄と銅」
家庭金属類に大動員下る!

全山、全力 銅だ勝利だ目標突破だ
お国のために金を政府に売りましょう
ここに銀が要る!銀を供出しよう・・勝利の翼を送れ!
たのむぞ!石炭
埋もれた戦力、松根掘り出せ! 松根油
石油不足から松の根からテレピン油を精製、90オクタンの燃料注出を狙ったもの
戦争に必要な、油のとれるいろいろな種を
うんと集めて出しましょう
「節 米 報 国」(米を節約して供出しよう) 群馬県
国民総蹶起(国民総決起)

「家庭の金属回収」

「戦果に応えよ金属回収」

家庭金属類に大動員下る!

全山、全力 銅だ勝利だ目標突破だ




石油不足から松の根からテレピン油を精製、90オクタンの燃料注出を狙ったもの

うんと集めて出しましょう
「節 米 報 国」(米を節約して供出しよう) 群馬県



内外商品比較対照 国産品愛用移動展


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