太平洋戦争の残影 ⑧神風特攻隊・・5
【米空母の殆んどが、カミカゼの餌食になっていた・・・】
昭和16年(1946)12月の真珠湾攻撃で、航空母艦による最前線先制攻撃の見本を、世界に見せ付けたのは日本でした。
それから3年、日本軍は最前線ガダルカナルから米軍の逆襲を受け乍ら守戦、フィリピン奪還を目指す米軍機動部隊が襲来して来たのです。
最前線での新鋭先制攻撃機能と云われる米軍空母という空母は、神風特攻隊の最優先攻撃目標としての艦艇となったのです。
この特攻隊の執拗な攻撃により、米軍空母や大型戦闘艦艇のほぼ全艦艇が、大小の差はあれ多大の被害を被っていったのです。これらは順次轟沈してゆくか、修復のための6ケ月~1年と戦線離脱の止むなきを強いられていったのです。
米国海軍は日本海軍と同様「被害は軽微」と負け惜しみを打電しながらも、「補修のための戦線離脱や、海兵達のカミカゼ恐怖に怯えた狂人化」が進行して、その戦意喪失に辟易して悩み続けていたのです。
20数隻にものぼる米軍空母の殆んどが、我が特攻隊突入の洗礼を受けて、大混乱を来たしている姿を見るにつけ、その効果の程は甚大なものが有ったのだ、誰がこのザマを軽微と言い放つ事が出来ようか・・・と言える事でしょう。
以下、米空母「エンタープライズ」、米空母「ハンコック」、米空母「ホーネット」、英空母「インドミダブル」、英空母「ビクトリアス」、米空母「オマニー・ベイ」の特攻被害状況。








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急降下する飛行機は、瑞鶴艦爆隊長坂本明大尉の九九式艦爆といわれている。
坂本機はホーネットの煙突に突入した後、飛行甲板に激突炎上した。

真珠湾攻撃からガダルカナルの攻防まで、艦上爆撃機の威力を世界に示した傑作機。

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英空母「ヴィクトリアス」(HMS Victorious)


神風特攻隊・・↓ https://www.youtube.com/watch?v=zJSm42XtFLI




