● 排水路の不備が災害を拡大した・・広島市安佐南の水害

・ 放水路は一体、何処にどれ程のものがあったのか?
・ 放水路は倒壊家屋で埋まったのか?
土石、流木が混在して水路の場所もその規模も、ニュース画面から想定することすら出来ませんでした。
いや、放水路と言うより「幅1mの排水溝」、ごまかしの放水路でした・・・それは当初から放水路の整備不良だったのは、歴然とした事実だったと確証された写真でした。
広島市関係者にとっては「気にはなっていたが、起きるべくして起きた事故」とはっきり言える事実です。

後片付け、ほぼ完了・・だが

・● 水路を水色で明示して見易くしてみましたら・・・
・ 放水路の幅は1m強と判断されます。 排水溝の部類ですね。
・ この程度の排水設備しか準備されていなかったのです。
・ これでは一寸した夕立ちだけで、排水溝は溢れていたことでしょう。
・ ましてや、集中豪雨の場合、この排水溝で処理不能だとは素人判断でも歴然です。
この程度の排水溝で雨水対策とは、広島市は笑われて当然でしょう。
【問題点】
(「神戸市なども、山麓周辺にかけて住宅開発がなされ注意が喚起される」等と、この時報道がなされていたが、神戸は沢や谷間ごとに幅5m以上の排水路や河川はほぼ完備されているし、市政の当然のことだ)
豪雨の排水処理には、ダムは全く役に立たず「排水用河川」の必要に追い込まれるのは、灯を見るより明らかですね。
広島市は、もっともっと知恵を絞り出せよ!

・ ↑ 災害前でも、排水路(河川)らしきものが確認できない。
県営住宅は「危険個所」を避けて建設されている。
(県住宅公社は、鉄砲水のリスクを把握していたと見えますね)
(把握していて、公表や広島市に注意喚起しないのは、公的機関としてどうかしていると思います)



・ 放水路らしきものがなく雑然と家屋が建っている。
・ 宅地開発時に、放水路設置の義務付けが無かったのか?
宅地の購入者も、沢の規模と放水路の不備に早く気付くべきでした。
・ 今後、放水路を整備するため、立退きが必要ですね。
↓ 神戸・六甲山に新設された透過式砂防ダム。

(広島市安佐南地区の、今後の砂防ダムにも参考になるでしょう)




