昭和初期の福知山、元伊勢皇大神社・・絵葉書
京都府福知山市大江町に、元伊勢皇大神社という神社があり、内宮・外宮・天岩戸神社からなる広大な神社です。
元伊勢神宮(もといせじんぐう)とは、伊勢神宮が伊勢の現在地に着座するまでに遷座した時に、各地に分祀して残されたという記録は「日本書記」にも記され、元伊勢と云われる神社群であるが、特に丹後国、現京都府福知山市大江町に着座した皇大神社と豊受大神社はそれぞれ元内宮と元外宮と伝わり、これらが近接してあるので、大江町の二社を総称して元伊勢神宮ということである。
同地内の岩戸山という異称を持つ日室ヶ嶽の麓には天岩戸神社があって、これらで元伊勢三社ともいう。

(丹後元伊勢) 外宮神社 御崎の鳥居
元伊勢小唄・・ゆきの坂道手に手を取りて、つもる思いの神だのみ、元伊勢参りの二人づれ。

この八朔祭は、元々干ばつの際に雨乞いをしたのが始まりで、現在まで続いているようです。

(丹後元伊勢) 内宮神社 御境内
元伊勢小唄・・五十鈴川原の霞もはれて、心いそいそ花に酔う、参りましょうよ元伊勢に。

(丹後元伊勢) 外宮神社 御本殿

(丹後元伊勢) 内宮神社 御本殿
元伊勢小唄・・幾代変わらず御国を守る、ほんに尊い元伊勢や、内外の宮の杉の森。

元伊勢小唄・・昼は涼しい岩戸の清水、夜は谷間のほととぎす、ほんに元伊勢よいところ。


元伊勢小唄・・秋は錦の衣を重ね、派手に彩る日浦岳、元伊勢帰りの紅葉狩り。

元伊勢小唄・・峰の白雪草木もかくれ、一目万里の大江山、スキー姿の勇ましさ。

(上)源 頼光、都より携え来たり、鬼に勧め給いし木杯及び山樽。
【参考】↓
天照大神の伊勢遷祀と元伊勢 → http://homepage2.nifty.com/mino-sigaku/page201.html
元伊勢原像・・・伝承の起点、笠縫邑 →http://www.nippon-bunmei.jp/topics/turedure/%E3%80%9073%E3%80%91-%E5%85%83%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E5%8E%9F%E5%83%8F%EF%BC%88%E5%8D%81%EF%BC%89-%EF%BC%8D%E4%BC%9D%E6%89%BF%E3%81%AE%E8%B5%B7%E7%82%B9%E3%80%81%E7%AC%A0%E7%B8%AB%E9%82%91%EF%BC%8D.html
丹後一宮、元伊勢・吉佐宮・籠神社→http://www.geocities.jp/k_saito_site/doc/konojj.html