2011年3月11日に太平洋で起こった大きな地震と津波によって福島第一原子力発電所が壊れて大量の放射性物質が外に漏れ出した。
汚染の主流は福島原発から北西方向に延びて福島市に達したあと、南に向きを変えて郡山市に向かった。
福島原発から200キロも離れた千葉県東葛地方にも中程度の汚染スポットが見られる。
 地図には、[8]マイクロシーベルト毎時を最大として、[4][2][1][0.5][0.25]の6段階等値線が引いてある。
地上1メートルの測定値である。

●汚染マップ最新版(7/26)

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 http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-414.html 早川由紀夫の火山ブログより

福島原発から少なくとも三方向に汚染ルートが伸びている。それぞれ日時が違う。
各地のモニタリングポストが記録した時間ごとの測定値を読み取ると、それぞれが次のタイミングで汚染されたことがわかる。


 北へ向かって一関市に至った放射能雲は3月12日21時に南相馬市を通過した。 
南へ向かって東京に達した放射能雲は3月15日4時にいわき市を通過した。
これは茨城県内で枝分かれして10時半に宇都宮市に、14時に郡山市に達した。
枝分かれはもうひとつあって12時に前橋市に達したあと、夕刻以降に軽井沢町と沼田市に届いた。


 飯舘村が深刻な汚染に見舞われたのは、同じ3月15日の18時のことである。
 その日は夕刻になって福島原発に吹きつける風が南東からに変わった。
 これが福島県にとって悪魔の風となった。
 特別に濃い放射能雲が出現して19時に福島市、20時半に郡山市に達した。
 郡山市はその日午後に南から汚染されたあと、夜になってふたたび北から汚染されたわけだ。
 この放射能雲は白河の関を越えて栃木県内に侵入し、那須と日光に達した。


 千葉県東葛地方が汚染されたのは、その1週間後、3月21日から23日にかけてだった。
21日6時に水戸市を通過した放射能雲は9時に東京新宿に達した。
この3日間、関東地方には強い雨が断続的に降った。
放射性物質を含んだ空気が北からやってきて、南からやってきた湿った空気とそこでぶつかった。
東葛地方や霞ヶ浦にみられる汚染スポットのかたちと大きさは、放射能雲の濃度または雨の強さで決まった。


 この汚染ルートとタイミングは、福島原発で起こった爆発日時と合わない。
1号機は3月12日15時36分に爆発した。
3号機は3月14日11時01分に爆発した。
福島原発から大量の放射性物質が漏れたのは、爆発の瞬間ではなかった。
爆発からしばらく時間を置いて、原発建屋から音もなく静かに漏れ出したようにみえる。


・・・・・早川由紀夫教授は、火山灰の拡散状況研究からの視点で、以上のように仰っています。

●衆院厚労委員会・・国会の怠慢を問う!!
直ちに汚染地区から子供を遠ざけろ・・・!
東大教授・児玉龍彦参考人の激↓
http://www.youtube.com/watch?v=eubj2tmb86M
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●既にチェルノブイリの3分の1の放射能放出・・・
未だ進行中・・・京大・小出裕章助教↓(7/28)

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=7W5b0jdZaow


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