荒削りだが豪快な漫画を描く矢部静水の軍隊漫画絵葉書です。(その
 画風は岡本一平(岡本太郎の父親)の漫画に似たところがあるので、どこかに接点があるのかもしれません。

 (私は昔、岡本一平作の「富士御岳神社」へ山伏姿の一般信者が「ろっこんしょうじょう(六根清浄)、ろっこんしょうじょう」と唱えながら参拝する修行を漫画にした、見開き漫画【A3版、昭和初期印刷】を持っていたので、収納を探してみたが、今のところ見当たらない・・残念・・)

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酒 保(営内売店)・・・「国の者だと言われるとなつかしいなぁ! どうも始めっからナマリが、そうじゃないかとおっもたよ。 こいつも同県人だ、宜しく頼むよ」 「やーお待ちどう・・」 「しるこはこれで売り切れました」
「その他、ラムネ8本、パン20」


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洗 濯 物・・・「雨だ! 洗濯物は?」 「あゝよかった!」
・・武装したままで、干し場に駆けつける・・


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演 芸 会(中隊全員を集めて無礼講をやるのです)・・・「おいちにの三だよ、おいちにのさん、ちゃらちゃら、ちゃらちゃらちゃん」 「大石も、今まで猫をかぶっていたが、中々の芸人だな!」 「お次は、銃架の前の班長殿、何か一つ願います!」 「俺か!だめだ、だめだ」 「たっぷり頼むよ!」
・・教練の、下手を余興で埋め合わせ・・


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叱られ型4題・・・
・・叱られたように、古兵は叱ってみ・・「そんなこって、上等兵候補者になろうなんて、もっての他だ!」 「ハイ、悪くありました」
・・上官に叱られっぷりが、良くて無事・・「ハイ!磯貝は中隊で一番トロイであります、以後気をつけます!」「よーし!これから、あんな事するなよ、帰れ帰れ」
・・叱ってる班長殿も、笑いだし・・「お前の股ボタンを見よ、みんな散開しとるじゃないか!」
・・叱られる時だけ、髭がじゃまになり・・「そんなこって、初年兵の示しがつくと思うのか! 近頃、生意気に髭なぞ生やして・・・どうせ出すんなら、こういう元気のあるヒゲを出せ!」


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記 念 撮 影・・・「早野!精勤章を付けると、相当腕も重いだろうな!」 「おい!写真屋さん、ココをはっきり撮ってください」 「へーい、承知しました!撮りますから何卒こちらを見てください」
・・精勤章、もらって記念の写真とり・・


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入 浴 場・・・「あちち・・・ち」 「なーんだ、これくらいがまんせぇ、がまんせぇ」 「♪高砂や~~、この浦舟に~、帆を上げて~~♪」 「加古川!中々しぶい所があるんだな!除隊したらナコードにでも成るんか!」
・・入浴場、力自慢が腕くらべ・・



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靴 み が き・・・今日は雨で靴がコチコチになっちゃった!」 「こんな時にゃー、うんと油を塗っておかなきゃー駄目だぞ!」 「オイ岡野!馬具の手入れはもう済んだのか? エ、済んだ?よーし、それから班長殿の靴は?」 「今、大高が持ってってくれたよ」 「今日、母が面会に来たので、班内を見せてやったら、寝台を見て『いつも絹布のフトンでなきゃ寝なかった、ワガママのお前が変われば変わるものだ!1年半じゃ短い、隊長さんにお願いして、5~6年ついでに置いてもらうようにするんだ』と言ってたょ」

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開拓団の耕作・・・「おーい、兵隊さーんアブナイよー!」 「この原っぱを機械力で畑にして行くんだもの、働いても働き甲斐があるよ」 「わしゃ、満期したら、おばあちゃんと嫁を連れてきて開拓団に入れてもらおう」



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