泰弘さんの【追憶の記】です・・・

大東亜戦争前後の遥かに遠い遠い・・子供の頃を思い出して書いております・・

カテゴリ: ●気になる原発事故

● マスコミは報道しておりませんが・・・

 昨年の暮れまで、福島第一原発2号機の冷却水温は【約50度】前後で推移していましたが、今年になってから急激に上昇、本日2月8日には【223度】を超えて来ております。 (100度以上は沸騰水)
更に 2月9日=【235度】
   2月11日=【275度】
   2月15日=【285度】
   3月10日=【265度】
   3月11日より測定記録ナシが続いているゾ・・・?
            (東電もエエ加減なものよ・・・また隠蔽か?) 3/19追記


核燃料がメルトスルーしている・・・お釜が割れている・・・と思われている中で、注意して見守って行きましょう。

● ふくいちプラントパラメータモニタ【2号機】
http://fukuichi.mods.jp/?p=5&fname=p02.csv&cnt=2000&update=%E6%9B%B4%E6%96%B0

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● ひっそりと発表された検査結果


 「8月24日までの結果をとりまとめた資料によると、受診した子どもは42,060人。このうち、6歳~10歳では男児50.2%、女児54.1%に、11歳~15歳では男児48.6%、女児55.3%に甲状腺の異常が確認された」

 福島県の県民健康管理調査検討委員会(座長・山下俊一福島県立医大副学長)が9月11日に発表した第三回甲状腺検査の結果が、ネット上で物議を醸している。 
小学生・中学生女児の過半数に甲状腺の結節やのう胞が確認されたというのだ。マスコミ各社ではほとんど報じられていない。


 http://www.tax-hoken.com/news_ai80yUimP0.html?rss より転載

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● 過半数の女児に異常

 昨年発生した福島第一原発事故を受け、福島県内では子どもたちへの影響が心配されている。
特に放射性ヨードによる被害は甲状腺に現れやすいため、県内では今年も検査がおこなわれた。

8月24日までの結果をとりまとめた資料によると、受診した子どもは42,060人。このうち、6歳~10歳では男児50.2%、女児54.1%に、11歳~15歳では男児48.6%、女児55.3%に甲状腺の異常が確認された。

● 子どもへの影響は昨年より悪化

 昨年おこなわれた検査では、結節、のう胞が見つかった子どもは、全体の35.1%だった。今年はこれが43.1%と大幅に悪化している。

座長を務める山下教授が2000年に長崎県でおこなった調査では、のう胞が見つかった子どもはわずか0.8%だった。
 チェルノブイリ事故から5~10年を経たチェルノブイリ地域でも、子どもたちののう胞は0.5%と報告されている。

福島県内で子どもたちが直面している事態の深刻さがうかがえるデータだが、マスコミ各社はほとんど報じていない。


●甲状腺検査実施状況及び検査結果表 ↓                                       http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/240911siryou2.pdf


福島第1、4号機の破砕粉塵が飛散しているぞ・・・

福島第1・・・・4号機の覆い棟を作る前の、古い鉄筋柱を解体していますね。
クレーンの先の削岩機により、遠隔操作で破砕しています。
柱が順次無くなっていますので、解体中ですね。

原子炉建屋のセメントは、セシウム高濃度ですので、風下は完全に汚染中でしょう。

これは、私のような素人が見ても、大変危険な行為と考えられます。
毎秒7~8mの北風ですね。

風下は常時測定の必要と、粉塵は肺を直撃と感じます。
周辺の福島県、茨城県、ますます汚染中と考えても良いと思われます。

それにしても、画像提供者のTBSも、ニュースで取り上げないのはどういうことでしょう?

2012.06.26_11.59--12.59(TBS_JNN)・・・定点画像

 破砕工事を見てください・・・

http://www.youtube.com/watch?v=Z2-zrOGgm8U&feature=player_embedded

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      ↑・・・ 場所判定用画面

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つい先日、「フクシマとチェルノブイリの汚染面積比較地図」が公表されました。

地図が並べられていても縮尺が違うと比較が出来ませんが、この地図では同一縮尺で画かれていて、容易に比較できます。
内容を見ると汚染地域の内、移住必要区域はチェルノブイリも福島でも2色までの筈です。

福島原発事故発生の時期は、北西からの季節風の時期だったがため、この程度の汚染で終わったのでしょうが、東風の吹く台風の接近時などであれば、正に「日本に逃げる場所無し」の状況だったことは容易に判断されますね。

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早川由紀夫の火山ブログ・・・より ↓
 
こうして並べてみると、「あの広大なチェルノブイリの原野と福島では比較にならんじゃろう・・・」と思っていたものが、「そうとは言い切れない深刻なものだなぁ・・・」ということをつくづく感じております。

今後、福島県を中心に「居住可能地域」から、順次除染作業が実施されてゆくのです。
庭の表土をを削り、道路側壁を削り、田畑を削り、森を林を野原を削って行く、気の遠くなる作業が続けられるのですね。




福島第1・・「事故原因と対応」を検証をしてみた・・

 福島原発の事故について「事故検証委員会」が設置され、あらゆる面からあの大事故の検証が為されている状況でしょうが、地震に津波に設備は万全であったかどうか?設備を制御する能力は万全であったかどうか?等の膨大な検証が行われている筈です。
その発表の前に、その『原因が何処にあるか』素人なりにまとめてみました。

 福島原発事故現場で、今に至り不眠不休で事故処理されている諸兄に対して、今更鞭打つつもりはないのですが、私なりに素人の白けた目で、この史上有り得ないような、しかも有ってはならない大事故の原因が何処にあったか・・・を反省してみますと・・・
① 東電の「原発取扱い体制と対応」の不備。
② 安全委員会、保安院ほか原子力学者からの「アドバイス不足」
(ズバリ!・・研究能力、判断能力不足と発信能力不足)
この2点に集約されてくると思います。

① 外部電源引込み線鉄塔が、地震で倒壊・・

 3月11日午後2時46分の地震により、1号機至近の外部電源引き込み高圧線の鉄塔が、基礎部分地盤の崩壊により倒壊した。
 これにより原発4機の外部電源が喪失されたが、直ちに予備電源のディーゼル発電に切り替えられた。
 然しながら、その後襲ってきた約15mの津波によりディーゼル発電機も浸水停止、更に予備電源のバッテリーに至るまで浸水による一時使用不能に至りました。(11日・・15時37分)
 そして地震当日の11日夜から12日にかけて、1号機はメルトダウンし、メルトスルーに至ったのです。

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地盤の崩壊により倒壊した・・外部電源鉄塔

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予備電源を原子炉周辺に設備することに加えて、外部電源の多重化を考えておくことは必須条件ではなかったのでしょうか?
津波対策にも予備電源室などの設計段階からの万全さは無く、充分な検討は為されていませんね。

東電は、それはそれは対策が甘かったのです。

② 非常用復水器(IC)の構造的機能を理解していなかった・・

非常用復水器(IC)は、原子炉内の高圧水蒸気を常時回収して水に変換し原子炉に補給する機能を備えた緊急時の原子炉の空焚き防止装置であるが、非常時にはバルブが自動遮断し循環機能を停止してしまうので、手動で「バルブを開示」する必要がある・・・(マニュアルにあるらしい)

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 非常用復水器は津波のあと、一時的にバッテリー電源が回復したため、稼動状態になったが復水器タンクの強度を心配してか弁を閉じたらしい。(11日18時25分)

 唯一、非常用復水器さえ機能していれば、原子炉内の水の循環により、空焚きも、水素発生も、爆発も無かったことになります。
 あの、はらはらどきどきしながら、全国民が見守っていた3月11日から12日にかけて原子炉は空焚き状態となり、同時にメルトスルー・・以後1号~4号機の水素爆発に至っていったのです。
 12日15時36分には1号機の水素爆発が発生するのですが、この時点であの衝撃波を伴った大爆発の原因が水素漏れであることの認識が、学者でさえ出来ていなかったのです。

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 この非常用復水器(IC)の構造的冷却機能を、現場担当者は全く理解していなかったのです。
 マニュアルには「非常時には自動停止するので、手動で開ける必要がある」とあるが、現場では「非常時に止まるという認識が無かった。循環しているという認識だった」というのである。

 現場では非常用復水器の仕組みを理解していなかった。
 つまり、復水器は動いているという認識で、非常時に止まるという認識を持っていなかったのです。
 早い機会に非常用復水器を循環稼動させていれば、少なくとも水素爆発は免れていたことでしょう。
少なくとも東京電力には・・・
『神の領域の原子力』を人間が取り扱っている・・というおおそれた意識が微塵も無かったのです。
 重大事のマニュアルが徹底されてなく、勿論「訓練」にも想定されることは無かったのです。

↓●参照・・
②蒸気冷却装置を破棄していた・・
  (これは「非常用復水器」のことですが、東電ではこれが実在することを、6月時点把握していない)
http://blogs.yahoo.co.jp/y294maself/archive/2011/06/19

②「福島第一原発の安全装置は8年前に外されていた」(原口一博氏の報告)↓

http://news.livedoor.com/article/detail/5605632/ より

【原口一博氏】
これまで当局の発表は「どんなことがあっても原発は安全です」というものでした。
原発の冷却システムを作ってきた、佐賀大学元学長の上原先生が指摘しているように、蒸発系の冷却システムがあれば、電源喪失しても蒸気が出ている限り循環するので安全だったんです。

なのに、事故が起きている。おかしい、「作ったはずの冷却システムはどこにいったんだ!?」となった。
そこで4月3日、私が東電に直接行って、「冷却系の蒸気系のシステムがどこにあるか?」と聞くと、担当者は「ないんです」と言うんです。
ないわけない。作ったんだから。という押し問答の末、原子力安全委員会の議事録を読むと、平成15年の自民党政権の時代に、ECCS(非常用炉心冷却装置)の中の冷却系の蒸発システムが取り外されていたのです。

なぜ、そんなことをしたのでしょうか。
「ベントするから大丈夫」というんです。
皆さんご存知のように、ベントは放射能を原子炉から出すことですが、「放射能を出すから、安全冷却システムがいらないんだ」という理屈だったようです。これは全く理解できません。
安全装置を取り外さなかったら、このような大災害は起きなかったのではないでしょうか。
少なくとも福島第一原発の「冷却システム」は全て取り外していることが分かりました。

なぜ原子力安全委員会は「最後の砦」を取ったのか、他の原発はどうなっているのかを今、調査しているところです。 
誰かが「取れ!」と進言しているのです・・・

これを見ると・・・・・
水素爆発4発、メルトスルー3発は、起こるべきして起きたのですねぇ・・・】
役立たずの安全委員会と保安院!、その上腰抜け学者は貝の様に、口をつぐんだままですね】


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③ 原子力安全委員長の体たらくと、音無しの学者連中・・

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 ● 斑目委員長は日テレの報道番組で次のように自戒しています・・

「事故を防ぐことに自分自身、全く役に立たなかったと恥じている」

②電源が喪失したときの安全指針について・・・
 「電源が喪失することは無いと書かれている項目を飛ばし読みしたので、書かれていたような気がするが・・・電源があることを前提とした対策しか、指針に書かれていなかったことについては、対策の甘さを露呈している」

③翌日、首相に同行視察したが・・・
  「突然連れて行かれた、事故についての情報も乏しくアドバイスどころではなかった。
事故による4日ほど不眠で、何を喋ったか記憶が飛んでしまっている」
と話した。
官邸で情報が乏しければ「事故対策室へ東電、保安院、安全委員会を集結させて、情報を集約させろ」くらいのことは言えないのでしょうか?

④水素爆発の連続発生については・・・

 「3号機の爆発はテレビで見た。水素爆発だと思った。高温、高圧の状態で時間が経てば、
水素が漏れることを想定できなければいけなかったが、事前にそこまで想い至らなかった」
との事。(知らなかったのです・・・)
 東大教授といえども、この程度の能力ですか?
 意見も言えず、指導も判断も出来ないはずですね・・・

⑤事故後早い段階で燃料棒が溶け落ちメルトダウンが発生し、メルトスルーも起きたと見られている。政府がそのメルトスルーの可能性を公式に認めたのは月(報道は5月)だった。
  内部資料 によると4月12日には可能性が指摘されていた。遅れたことについては・・・
  「4月12日付メルトスルー報告の内部資料は見ている、私も混乱していた。確実なデータにこだわり、遅れたと思われる」と答えた。

 ⑥スリーマイル時の米科学者は、「日本では、NRCのような組織が成り立ちうるのかはわからない。NRCのように原子力規制のプロをもっと育てないと安全は守れない」と話していたが・・・
「私自身、規制のプロではないし、とても判断できない。規制のプロを育てないといけない」
(規制のプロだから「安全委員会」であり「保安院」の役職にあるのではないのか?)

 この国家存亡の時に判断力、実行力のない人間を、この「原子力安全委員長」に選んでいたことは、人災としか言いようが無いですね。

 このような危機管理に対しては、冷静にその対処策を判断できる人が、指示しなければならない筈です。
 原子力安全委員長として「当事者意識が全く無し・・」
の無責任ぶりです。


↓●
 頼りない! 原子力安全委員長に喝!! 

http://blogs.yahoo.co.jp/y294maself/24745610.html

③ 日本の学者は、大人しいのか、自信が無いのか、無関心なのか、勇気がないのか・・・?
ズバリと言える学者が、国内に居ないので、敢えて書きます。

国内の情報では、全く信頼に値しないのです・・・実に情けない!

③    これが【世界に冠たる日本の原子力研究者】の実態でしょう。



  気に成るサイトがあります・・・ 週刊朝日2002年9月20日号配信     ●「福島原発は欠陥工事だらけ」・担当施工管理者の告白

http://www.wa-dan.com/article/2011/03/post-84.php

 ●「東電の対応は適切だったのか?」・・・仏ルモンド紙 水素発生の見落とし・・放水の遅れ・・

http://ameblo.jp/louis323/archive1-201104.html


 私方は、ここ20数年、ご縁があって秋田県大潟村からの産地直送米を使用しております。
「河内さんち」の「あきたこまち」で、家族が使う分だけですが、今年も9月より新米が届きました。
新米、銀シャリの、あの香りと歯ざわりは何とも言えない味わいです。

 今年は福島原発事故の件がありましたが、セシウム汚染マップ等の資料を見ても、奥羽山脈を越えての飛散は無いであろうと思っていましたので、全く気にもしていませんでした。

 河内さんちのサイト・・→ 
http://www.kochi-net.com/kome.html

9月20日に新米が届き、10月20日に10月分が届きまして
「放射能分析結果報告書」と「検査結果報告書」が同封されていましたので、ご紹介させていただきます。


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          放射能分析結果報告書・・・・・㈱理研分析センター


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            検査結果報告書・・・・・日立協和エンジニアリング㈱

● 新潟県セシウム汚染マップの追加発表があった。

文部科学省から、新潟県、秋田県のセシウム汚染マップの追加発表がありました。
米どころ新潟県、秋田県ですので、気には成っていたのです。

発表までは、群馬県境辺りが相当深刻ではないだろうか?と気に病んでいましたが
魚沼市以外は、ほぼ平常のようですので安心しました。

残りの要注意は長野県、岩手県のみのようですね。



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● 福島沖周辺漁場でのセシウム測定値(基準を超えたもの)

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111012/dms1110121645015-n1.htm

 原発事故以降、福島の漁業関係者は操業自粛を続けてきたが、それに追い打ちをかける事態が現実となった。
全国のサンマ漁業者で作る「全国さんま棒受網漁業協同組合」(全さんま、東京)は今月7日、サンマ漁の操業自粛区域としていた福島第1原発から半径100キロの海域を操業禁止と決めた。


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文部科学省は、東京、神奈川上空から9月に測定した放射線セシウムの分布を追加発表した。
東京都内では、奥多磨町北端の放射線量は、「ホットスポット」と呼ばれる千葉県柏市や、松戸市と松戸市と同レベルだったようです。


ただ、今回発表の拡散図を見ると、未発表ではあるが・・・新潟県、長野県と岩手県への拡散が容易に予測できますね。 【群馬県汚染地図添付しています】周辺地域を予測してみてください。

特に新潟南部、長野北部は、更なる継続調査を待たざるを得ませんね。


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文部科学省が今回測定してきた範囲及びセシウム134、137の沈着量の合計。↓

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http://www.nikkei.com/news/image-article/dc=1;g=96958A9C93819695E2E4E2E6918DE2E4E3E2E0E2E3E39180EAE2E2E2;bf=0;ad=DSXZZO3538412006102011000000;R_FLG=0;z=20111006 


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 9月27日になって、文部省によるセシウム調査結果が公表されました。
航空機による調査らしいですが、福島県は言うに及ばず宮城県南部、栃木県北部、群馬県、茨城県に及んでいます。
相当な広域にわたる拡がりにびっくりです。
もう、そろそろ収穫の時期でしょうが、発表をこの時期に合わせたのはなぜでしょうか?
収穫時期での公表は、文部科学省も、やること、成すことが遅すぎですよ。

 せめて、作付け前にでも発表しておけば、農家の判断は出来たのでしょうが、この半年の農家のご苦労な努力は報われない事でしょう。

● セシウム134、137の飛散範囲と蓄積量

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【参考】放射能飛散地図

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① 汚染マップ最新版(9/11)    

 群馬大学・早川由紀夫先生の汚染マップ9月11日版です。
この地図は、2011年3月に地表に落ちた放射性物質が、そのままの状態で保存されている場所の現在の放射線量を示しています。
芝生などの草地で測定される数値に相当します。
アスファルト道路は、放射性物質が雨で流されたため、この地図に示した数値の4割程度が測られるのが普通です。
一方、流された放射性物質が集積している雨どい・軒下・側溝などではこの地図より何倍も高い数値が観測されます。


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② 2011年・コメのセシウム検出地 

黄風船セシウム検出。
青風船セシウム検出なし。栃木県・茨城県・千葉県にはセシウム検出なし
(青風船)の報告が多数あるがいくつかを除いて省略した。


http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-419.html より引用・・

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あの保安院が、メルトダウンを震災当日に予測していた・・だと?

 福島原発1~3号機は、最悪の場合3月12日未明に炉心溶融(メルトダウン)が始まるとしていた内容の報告書を作成し、官邸の窓口に保安院職員を通じて渡したが、説明はしておらず、どう活用されたかは不明との事で無責任極まりない。

半年もたって急に「保安院」が公表した理由は明らかにしなかった。
保安院によると解析は独立行政法人原子力安全基盤機構に依頼。
同機構は原子炉への注水が止まり冷却できなくなった場合、炉内の状態がどう変わるかを「緊急時対策支援システム(ERSS)」で計算した。
保安院は資料を3月11日午後10時に作成した・・・とのことだ。

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 同資料によると、11日午後10時50分に燃料棒が冷却水から露出すると予測。
同11時50分に燃料の被覆管が破損し始め、12日午前0時50分に溶融が始まるとした。

同3時20分に原子炉格納容器が設計上の限界圧力に達してベント(排気)が必要になり、放射性物質が外部に出ると予測した。
 保安院によると資料は3月11日午後10時44分、12日午前0時17分の2回、官邸危機管理センターからアクセスできる電子フォルダーに入れた。
 官邸にいた保安院職員が印刷して担当者に渡したが、内容の重要性を説明した形跡はないという。

 最悪の場合、3月12日未明に炉心溶融(メルトダウン)が起きうるとしていた。
官邸の窓口に保安院職員を通じて渡したが説明はしておらず、どう活用されたかは不明という。
 事故調査・検証委員会の調査で焦点の一つとなりそうですね。
今になって「言い訳の小細工を始めたな・・・」という感じがしてなりません。

当初、あれだけのご託を並べて、水素爆発3発後でさえ「チェルノブイリはレベル⑦ですが、福島第1ではレベル④と判断しています。今後安定冷却へ向かうよう努力してもらっています」と「メルトダウン必至」を知っていた連中が、のうのうと会見で喋っているのは許されないことです。

 それにしてもこの時期マスコミは何をしていたのでしょう?
誰かが言ってました・・・
 マスコミっていうのはね、記者クラブで発表モノを書いておしまいなの。
 最近は調査報道もぬるいしな・・・ていうか、できない記者が多いし、あとテレビに言えることだが、「金と時間がかかるワリには、視聴率が取れない」という話がある。
 だから、そんな連中に期待しても無駄なんだよ。

(1号機メルトダウンの報道は、2ヶ月後の5月12日が初日)


日経の報道↓
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819481E2E0E2E7918DE2E0E2EBE0E2E3E39797E0E2E2E2
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① 今日の雨で首都圏に異常線量・・

神奈川県環境放射線グラフですが、今日昼前から異常な反応を示しています。
やはり雨のせいでしょうか、大気中の浮遊汚染物質が雨と共に降下したものでしょう。
数値は大きくは無いですが、いまだに汚染物質が水蒸気と共に拡散浮遊していると見ておきましょう。
雨に濡れてはダメですよ。 雨水の集まる会所あたりは要注意。
詳細
http://guregoro.sakura.ne.jp/radioactivity/kanagawa/

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<参考> 放射線の単位

シーベルト(Sv)
 人体が放射線を受けた時、その影響の度合いを測る物差しとして使われる単位。
ベクレル(Bq)
 放射能を表す単位。1ベクレル(Bq)は、1秒間に1個の放射性核種が崩壊することである。
グレイ(Gy)
 放射線が当たった物質が吸収した放射線のエネルギーで表される放射線量。
1Gyは物質1kg当たりに1ジュール(J)のエネルギーが吸収されることを意味する。


② 原発周辺で地割れから水蒸気発生の情報・・

メルトスルーの状態で、何時地下水域に達するかが気になるところですが、やはり水蒸気爆発は避けねばなりません。

6月14日の4号機周辺での午前3時の「水蒸気異常放出」などは放射線拡散になっていることでしょう。

アレは核燃料に触れた水が、瞬間的に蒸発してゆく姿だったのでしょう。↓

http://www.youtube.com/watch?v=k-EDceWFovc&feature=player_embedded
今後、あのような異常放出は、有ってはならないのです。

情報源↓
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/26ea73eff5b8b8d698d21dc57d1b10ba


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