太平洋戦争の残影 ⑧神風特攻隊・・5
【米空母の殆んどが、カミカゼの餌食になっていた・・・】
昭和16年(1946)12月の真珠湾攻撃で、航空母艦による最前線先制攻撃の見本を、世界に見せ付けたのは日本でした。
それから3年、日本軍は最前線ガダルカナルから米軍の逆襲を受け乍ら守戦、フィリピン奪還を目指す米軍機動部隊が襲来して来たのです。
最前線での新鋭先制攻撃機能と云われる米軍空母という空母は、神風特攻隊の最優先攻撃目標としての艦艇となったのです。
この特攻隊の執拗な攻撃により、米軍空母や大型戦闘艦艇のほぼ全艦艇が、大小の差はあれ多大の被害を被っていったのです。これらは順次轟沈してゆくか、修復のための6ケ月~1年と戦線離脱の止むなきを強いられていったのです。
米国海軍は日本海軍と同様「被害は軽微」と負け惜しみを打電しながらも、「補修のための戦線離脱や、海兵達のカミカゼ恐怖に怯えた狂人化」が進行して、その戦意喪失に辟易して悩み続けていたのです。
20数隻にものぼる米軍空母の殆んどが、我が特攻隊突入の洗礼を受けて、大混乱を来たしている姿を見るにつけ、その効果の程は甚大なものが有ったのだ、誰がこのザマを軽微と言い放つ事が出来ようか・・・と言える事でしょう。
以下、米空母「エンタープライズ」、米空母「ハンコック」、米空母「ホーネット」、英空母「インドミダブル」、英空母「ビクトリアス」、米空母「オマニー・ベイ」の特攻被害状況。
1945年5月14日、特攻攻撃を受ける前の「エンタープライズ」遠望。
エンタープライズより来襲の特攻機を見る・・
空母「エンタープライズ」に突入をはかった。
空母エンタープライズに突入するゼロ戦。
富安俊助中尉機の特攻攻撃を受け、大破炎上する空母エンタープライズ。
1945年5月21日、富安俊助中尉搭乗の零戦が空母エンタープライズに突入。
突入で大きく損傷した、「エンタープライズ」飛行甲板エレベーター部分。
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1945年4月7日、特攻機が命中した瞬間の空母「ハンコック」
3月20日、軽空母バターンへの急降下爆撃に失敗、対空砲火で撃墜された「彗星」。(空母ハンコックから撮影)
空母「ハンコック」の対空砲火により、この後空中分解す
1945年4月7日、特攻機が命中直後の空母「ハンコック」
1945年4月7日、特攻機が命中した空母「ハンコック」
1945年4月7日、空母ハンコックに突入した特攻機により飛行甲板上の艦載機群が誘爆、大火災が発生した。
特攻機に体当たりされた米艦隊空母「ハンコック」での葬儀(1945年4月)
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真上から米空母「ホーネット」に突っ込む・・・
急降下する飛行機は、瑞鶴艦爆隊長坂本明大尉の九九式艦爆といわれている。
坂本機はホーネットの煙突に突入した後、飛行甲板に激突炎上した。
九九式艦上爆撃機
真珠湾攻撃からガダルカナルの攻防まで、艦上爆撃機の威力を世界に示した傑作機。
空母「ホーネット」により被弾した日本軍爆撃機が艦橋に突入、このため大損傷をうけ放棄された。
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英空母「インドミタブル」に突入寸前の特攻機。
特攻機が、英空母「インドミタブル」に突入瞬間。
英空母インドミタブル (HMS Indomitable)
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英空母「ヴィクトリアス」(HMS Victorious)
1945年5月9日、英空母ヴィクトリアス(HMS Victorious)に突入寸前の「第18大義隊」ゼロ戦。
特攻機が命中し黒煙をあげる、英空母「ヴィクトリアス」
神風特攻隊・・↓ https://www.youtube.com/watch?v=zJSm42XtFLI
米空母オマニー・ベイ(USS Ommaney Bay)へ突入する「第1草薙隊」の銀河。
海軍攻撃機「銀河」
特攻を受け炎上する護衛空母「オマニー・ベイ」
特攻を受け炎上する護衛空母「オマニー・ベイ」
米空母オマニー・ベイ(USS Ommaney Bay)